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2023.06.07

【小児口腔発達学会理事が解説】ORT(オーラルルートセラピー)矯正とは?

【小児口腔発達学会理事が解説】ORT(オーラルルートセラピー)矯正とは?


子どもの歯並びの問題は、親にとって気になることのひとつです。

歯並びが悪いことに加えて、次のような問題が怒っていることが多く、注意が必要です。

・食べ物を正しく咀嚼・飲み込めない

・お口ポカンとしていることが多い

・子どものいびき

・口呼吸をしている

・姿勢が悪い


なぜなら、これらの問題は、子どもの顎顔面の成長発育に悪影響が出ている恐れがあるからです。

さらに、口呼吸、いびき、歯軋りなどは睡眠時呼吸障害が起きている可能性があり、統計では小児でいびきを頻繁にしている子は成人以降睡眠時無呼吸症候群に罹患するリスクが高くなることがわかっています。


こうした状況において重要なのは、単に矯正治療に留まらず、子どもの全身的な健康を考慮したアプローチを取り、生活の質の向上を図る「ORT(オーラルルートセラピー)」に注目することです。

ORTでは、子どもの歯並びの問題の根本的な原因を考慮に入れ、全身的な治療を目指します。


◆ORT(オーラルルートセラピー)矯正とは?


ORT矯正とは、以下のORT理念に基づいた矯正治療のことを指します。

・全人の健康への取り組み

・原因からのアプローチ

・予防的な考え方の推進

・持続可能な治療

・患者さんとの協力


ORTの理念は、全身的な健康を重視する考え方に基づいています。

この理念に従い、歯並びの悪さの根本的な原因に焦点を当て、それを予防し改善することで、長期的な健康を目指す矯正治療を行います。


ORT矯正は、単に歯並びを整えるのが目的ではありません。

このアプローチは、真の健康を追求することを目指し、歯並びの悪さの根底にある原因の解消を図ることに重点を置いています。

その結果、患者さんの口腔内の健康だけでなく、生活全般の質の向上も目指します。


◆ORT(オーラルルートセラピー)矯正が元にする5つの理念


ORT矯正が基づく5つの理念は以下のとおりです。

1.全身の健康を考慮

2.原因に焦点を当てた治療

3.予防的アプローチ

4.持続的なフォローアップ

5.患者さんの参加と教育


ORT矯正の理念においては、歯並びが悪くなる根本原因は、お口の中だけでなく全身の健康にも悪い影響を与えると考えます。

このため、単に歯並びを整えるだけでなく、問題の原因となる生活習慣や体の不具合を改善し、これらの問題を予防することを主な目的としています。


さらに、治療が完了した後も、口腔の健康を維持するための定期的なフォローアップと、患者自身への教育を重視します。


このように、ORT矯正は、患者の生涯にわたる口腔の健康を守り、その質の向上を目指した包括的な矯正治療です。



◆子どもの歯並び・小児矯正についてお悩みがあればSAKU DENTAL CLINICへ


小児矯正をご希望の方は、小児歯科のSAKU DENTAL CLINICへご相談ください。

千葉県習志野市の津田沼駅近くで、ORT矯正を希望の方におすすめです。

歯並びが悪い・虫歯があるなどのお悩みも、お気軽にお問い合わせください。