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2023.06.21

【小児口腔発達学会理事が解説】歯並びが悪い子どもの共通点とは?

【小児口腔発達学会理事が解説】歯並びが悪い子どもの共通点とは?

子どもの発育の遅れは、親にとって重要な関心事のひとつです。

とくに、歯並びの問題は子どもの成長に大きな影響を及ぼす可能性があり、単なる見た目の問題を超えた様々な問題を引き起こすことがあるため、注意が必要です。

 

この記事では、歯並びが悪い子どもに見られる一般的な特徴について詳しく解説します。

歯並びの問題が子どもの成長に及ぼす影響について、理解を深めましょう。

 

◆歯並びが悪い子どもの共通点とは?

 

歯並びが悪い子どもの共通点には、以下のような特徴が見られます。



・咀嚼困難

正しい噛み合わせでない場合、食べ物を十分に噛み切ることやすり潰すことが困難になります。

前歯はかじりとりなどに主に摂食に重要な役割を果たし、さらに奥歯が食べ物を上手くすり潰す咀嚼と、両立できないと食事をするのが一層難しくなります。

 

・顎が小さい

歯並びが悪い子どもには、しばしば小さな顎が共通の特徴として見られます。

なぜなら顎が小さいことで歯が並ぶスペースが不足し、結果歯並びがガタガタになるからです。

赤ちゃんの頃から顎の成長は始まり、十分な成長を促すには舌の正しい位置、使い方が重要です。

理想的には、鼻呼吸で自然に口唇は閉じ、舌は上顎の口蓋という屋根に軽く密着しているべきですが、顎が小さい子どもは舌の位置が下がりがちで、口呼吸やお口ポカンの状態、不正確な飲み込み方をしているケースが多いです。

 

小さな顎の子どもは、長い面長な顔立ちの特徴を持つことが一般的です。

 

・睡眠呼吸障害がある

顎が小さい、下顎が後方に位置する、または歯並びが狭い曲線を描いている状態は、喉や気道の狭窄を引き起こす要因として知られています。



歯並びが悪い子どもはいびきをかくことがあります。

いびきによって睡眠の質が低下し、結果として集中力が不足し、注意力散漫になる、学習障害が生じるなどの問題が生じやすくなります。

 

・発音障害がある

舌の間違った位置、使い方が習慣化すると、正しい発音のための舌の動きができなくなります。または、生まれつき舌小帯と言われる舌の裏のスジが突っ張りすぎていても発音に影響が出ることがあります。

そのため、サ行・タ行・ナ行・ラ行の発音が難しくなり、舌足らずになる、発音が聞き取りにくくなる場合があります。

 

・顎関節症がある

顎関節症は、口を開けたときに音がしたり、痛みを伴ったりすることです。

ひとつの原因として歯並び、噛み合わせの悪さが挙げられています。

また、食事の際に片側だけで噛む、頬杖をついている、うつ伏せ寝をしている、歯ぎしりをする場合も顎関節症になりやすいです。

 

◆子どもの歯並び・小児矯正についてお悩みがあればSAKU DENTAL CLINICへ

 

子どものお口ポカン・歯並びの悪さ・口呼吸でお悩みの方は、SAKU DENTAL CLINICへご相談ください。

千葉県習志野市の津田沼駅周辺で、ORTの小児矯正から虫歯治療まで行っています。